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  「ねえ、あんた名前は何ていうの?」

 

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 「えっ、あたし? あたしはブロンズ姫よ。これからは『姫』って呼んでネ」「で、あんたはだ~れ?」
 「私はネ~、誰でしょう?」「誰だか分からないのよ」「ここのオッサンがね、どこかから拾って来てくれたようだけど、『おみゃ~の名は分からね~』って言ってるので、私もわかんないのよ。」
 「あっ、そう。そうなんだ~。ちょと可愛そうネェ。」
 「ところで、ここのオッサン、あたしたちをこんな狭いところへ押し込んで、まったく息苦しいったらありゃしない」「もうちょっと広い苗床だったらネェ・・・。」
 「そうよそうよ。それに、息苦しいだけでなく、あんたのイビキもうるさくて、夜も眠れないわよ。」
 「あら、そう? そりゃ悪かったわネ。」「でもあんたの歯ぎしりも相当なものよ。」


 と、ペチャクチャ騒いでいる。

 その会話を近くで聞いていた、この子たち。

 

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 「何言ってんのよ。あんたたちはまだマシよ~。たった二人じゃない。それに比べてこっちは三人よ~」
 「そうよそうよ、いくら『姫秋麗』って言ったって、これじゃ寝返りもうてないわよ」
 「それにあたしはいつもこの子に蹴飛ばされて、おかげで朝起きるとコブだらけ。何とかして欲しいよ~。」

 三人寄れば「かしましい」とはよく言ったもので、苗床に近づくとこんな声があちこちから聞こえるのだ。

 「えっ? 何だって? 二人とか三人で『狭い』だって? 冗談じゃねえよ。ここを見てくれ、ここをよ~」

 

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 「そうだよ、俺たち七人だぜ。僅か4cm四方に七人も押し込んで・・・。」
 「やっぱりこのオッサン、男だけに『女に甘い』んだ。ったく、もう、いやらしいったらありゃしない」
 「見てみろ、あんまり狭いんで、一番下の弟は萎びちゃったじゃないか。何とかしてくれよ~、オッサ~ン。」

 うるせ~ガキどもだ。ったく、もう。
 オッサンにはオッサンの都合があるんだよ!
 だから少しは我慢しろ~。
 ほんと今どきのガキどもは、やかましいったらありゃしない。
 そんなことほざいている暇があったら、もっともっと水をガブガブ飲んでブクブク太って大きくなれよ。
 そしたら、個室を与えてやるからナ~。

 


 オ・シ・マ・イ~。

 

 

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